12/1/2022
★特集第1回目パート2: 設立費用0ドルでシンガポール法人設立してみた!
2. 会社設立チャレンジ!
~主婦でも10日間で登記できた!~
こんにちは。ナビゲーターふみえです。
前回、ボスからの指令で会社設立にチャレンジすることになりました。初めてのことなので戦々恐々としていましたが、予想以上に簡単で、なんと!!開始からたった10日で会社を設立してしまったのです!
◆2022年10月5日【設立スタート8:35am】
今回のミッションは、いま流行りのオンライン会計事務所を使って会社を設立する、というものです。依頼する会計会社は、OSOME(https://osome.com/sg/)というシンガポールの会社で、11 Best Company Incorporation Services in Singapore 2022としてインターネットで紹介されている会社です。この会社の特徴は、会社設立にかかる費用が安いこと、サイト/アプリですべて完結できるシステムになっていること、24時間いつでもチャットが可能ということです。
(受付担当)Mehasさん
早速OSOMEサイトにて会社設立希望の登録を行いました。初回登録の完了後、1時間後にはMehasさんよりさっそく電話が!!
英語には自信がないのでドキドキでしたが、聞き取れない箇所は、聞き直すと簡単な言葉に言い換えてゆっくりと話してくれたので、彼女の言っていることを理解することができました。初回の内容は、どういう会社を設立したいのか、Director(役員)とShareholder(株主)はどのビザを持っている人がなるのかという簡単な聞き取りです。伝えたことは、
Shareholder:EP(就労ビザ保持者/Japanese )
Director:PR(シンガポール永住権保持者)
事業内容:シンガポールにある日本企業向けの有料ビジネスサイトの運営
【見積り担当】Dixonさん
Mehasさんとの会話の後、数時間後にはWhatsApp経由でDixonさんとのやり取が始まりました。
1. Provide a brief background of the company – What is the nature of your business? Under which industry? Which country are your clients from?
2. Would you require a local Nominee Director service?
3. What is the estimated annual revenue of the business?
4. Do you have any subsidiaries? Corporate Shareholder?
5. What will be your functional currency? Do you need a multi-currency account?
6. What is the desired company name so I can check its availability with ACRA?”
上記の質問はOSOMEのサービス料金を判定するために必ず聞かれる質問のようなので、OSOMEを利用する機会がある方は事前に準備をしておいた方がよいと思います。私は、初めての経験&英語にも不安があったので、一つ一つ内容を確認しながら回答しました。
1. 会社の事業内容:前回Mehasさんにも話した通り、シンガポールにある日本企業向けの有料ビジネスサイトの運営と回答。
2. ローカルノミニーダイレクターが必要か:Director(役員)がシンガポールの居住者なのでNoと回答しました。シンガポールの会社設立にはシンガポール居住のDirector(役員)1名以上の設定が必要で、会社設立時にその設定が難しい場合はノミニーダイレクター(名義上のDirector)を会計事務所にお願いすることができるんです。
3. 年間予想売上:事業計画書をあらかじめ作成していたので、それに沿って、初年度はおよそ S$30-50Kと回答しました。OSOMEの会計サービスは、月の売り上げの規模によって料金設定がされているのですが、私たちはStarterという、月の売り上げがS$10k以下のサービス適用となりました。実際に事業が軌道に乗って売り上げが大きくなればそれ相応の価格に変更になると思いますが、最初はまだ予測の売り上げなので、控えめに見積もってコストを抑えておくのもよいなと思いました。
4. 子会社を持っているか、また、法人株主はいるか:今、設立しようとしている会社には子会社もなく株主も個人の予定なので、回答は「No」としました。ここで、もし子会社を持っていたり法人株主だったらどう違うのか、疑問に思い、ボスに確認しました。ボスによると、法人株主の場合は、「書類&質問が多くなる」とのこと。この質問で、OSOMEは設立しようとしている会社に会計監査が必要かどうかを確認したいのだそうです。法人株主がいる場合は、親会社の売上、資産、従業員数やそれを証明する書類など、この後に聞かれることになるそうです。
5. Functional currencyは何か、multi-currency accountは必要か:ここは私にとって要注意の質問でした!説明すると、Functional currencyとは決算時(会計上)の通貨のことで、multi-currency accountとは業務上で使用する通貨がシンガポールドル以外の場合(例えば日本円での取引があった場合)に、帳簿を付ける際に日本円をシンガポールドルに変換して帳簿を付けてくれるサービスのことです。
決算通貨はシンガポールドルでOKなのですが、業務では日本円も使うかも、と思いこの質問には、「Functional currency is SGD. We will need multi-currency accounts for SGD and JPY」と回答し、multi-currency accountの申し込みをしてしまったんです!これは支払い後に判明したのですが、私たちの有料ビジネスサイトの運営はシンガポールドルでカード決済をするため、シンガポールドル以外の通貨は使わないのです。ということはこのMulti-currency accountの申し込みは不要だったということですね。。。。
S$200、もったいない!そもそも、事業開始以降でも申し込みはできるので、最初は基本の申し込みだけをして、必要であればオプションの追加申し込みを随時するべきでした。焦りは禁物です!
6. 希望の社名:シンガポールで法人設立する際は、ACRAという日本でいう法務局のような機関に会社名を登録する必要があります。今回、OSOME(オソメ)で設立した新会社はHAYAME Pte Ltd(ハヤメ)です。
上記の質問への回答後、さっそく見積もりの案内が来ました。
Kickstarter Package
– Incorporation (S$350, FREE with package)
– Unlimited Corporate Secretary (S$600, yearly)
– Unlimited number of resolutions for non-routine services
– Accounting & Taxation – Starter (up to S$120K/year revenue)
* Bookkeeping
* Compilation of Unaudited Annual Statements
* Tax: Filing of Estimated Chargeable Income (ECI)
* Tax: Form C-S
* Management Accounts: Quarterly-basis
S$1,200/year
+ Multi-Currency – $200/year (applicable for invoices, payments or bank accounts in more than 1 functional currency)
———————
Total: $2,000/year
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なんと!!明細を見ると設立費用は無料に!!しかも設立後1年間の会計サービス込み、秘書役(会社の登記などを行う人)使い放題サービス、税務申告サービスなども含めてたったのS$2,000!物価の高いこのシンガポールで、そんなに安い値段で大丈夫なの!?と思わず桁が合っているか数えたほどの安さです。会社設立は初心者ですが、この安さには驚きました。
こんなに安く、こんなに簡単に会社って設立できるんですね~。
しかもたった一日でここまで進むなんて、、、
◆2022年10月10日【書類担当】Mugiさん
S$2,000の支払いが完了すると、次はShareholderとDirectorの本人確認が始まりました。シンガポール居住者はSingpassという身分証明アプリ経由で本人確認ができるのですが、ここで驚きだったのが、シンガポール非居住者はセルフィーで本人確認するとのこと!とても斬新!!確かにこのやり方だと、担当者にとっても、海外を飛び回っている多忙な経営者の方にとっても、わざわざ時間を作ってミーティングをすることもないのでお互いにとって有益だと思いました。
そして、諸々の書類にもサインをしてOSOMEサイト経由で提出です。
Constitution by shares
Consent to act as director
Customer due diligence form
Share Certificate
Notice for controller
First Director resolution
提出後、Mugiさんより情報確認作業が完了したとの連絡がありました。会社設立までのカウントダウン開始です。
◆2022年10月14日【会社設立!!】
そして、10月14日、ついに会社設立完了です!Bizfileという日本でいう登記簿謄本も出来上がりました!手続き開始から10日目です!!
◆2022年10月21日【Corporate Secretary(会社秘書役)担当】Shevaさん
会社設立後一発目のミーティングはCorporate Secretary担当のShevaさんとのミーティングです。事業内容を再確認し、会社設立後のオペレーションについてShareholder、Director、私の3人でミーティングを行いました。
OSOMEはOCBC銀行と提携をしているようで、4-5日後にはOCBC銀行の担当者から口座開設について連絡があるようです。
また、今後の業務運営に伴う経費等はサイト/アプリ経由で提出可、今後の予定(決算や年次総会開催日等)の案内もサイト/アプリ経由で連絡があるとのこと。レシートをアプリにアップデートしておけばいいなんて、そんなに簡単でいいのでしょうか?!紙ベースでレシートを管理していた昭和人間には信じられない進化です。
さて、戦々恐々としていたシンガポールでの会社設立は、実質10日であっけなく完了しました。次は、最近シンガポールで難しくなっている新設法人の銀行口座開設です。