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知恵ぶくろアーカイブ

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Code: 458-3-a

5/11/2023

西田様
以前にご質問させていただいた件について追加で質問をさせてください。
以前いただいたアドバイスを参考に、
シンガポール非居住(日本在住:Aさんとします)をダイレクターとし、シンガポールでノミニーダイレクターとセクレタリーを契約して、新規法人を立ち上げる準備をしています。
株主はAさん70%とシンガポール在住である私個人が30%です。
自社で利用しているローカルの代行業者に委託する予定ですが、
上記の条件で会社を作ることは問題なくできると思うのですが、
実際会社を回すとなると、IRASや他の役所の手続きなどが何かと出てくると思うのです。
シンガポール在住ならSingpassを使ってオンラインで手続きできますが、
上記の条件だと、Aさんはシンガポール非居住なのでSingpassは持てないですよね。
ノミニーダイレクターは名義のみで実務はされないでしょうし、そういう場合はどうやって会社の手続きをしていけばいいのでしょうか。
代表が非居住者で他に雇用者がいない小さい会社はたくさんあると思うのですが、どうしているのでしょうか?
それとも会計事務所などでは一般的にそういうサービスもあるのでしょうか?
ビジネス自体はオンラインでできるので日々の業務はシンガポールに住んでいなくてもまわり、
たまに打ち合わせなどでシンガポールにくることもあるとは思いますが、Aさんはシンガポール居住になることはないと思います。
また、学歴の問題で大卒資格でなければそもそも自分の会社であってもEP取得は難しいという認識でよろしいですか。
何かアドバイスがありましたらよろしくお願いします。

Tomoさま、おはようございます。ご質問ありがとうございます。
設立後の会社運用面について、対IRASに対してはTax Agentや会計事務所がハンドリングするため問題ないです。会社秘書役やTax Agent側で政府への提出手続き等を通常対応していきます。就労ビザのEPOLへのCorpass利用についても個別で会計事務所の協力のもと、CorpassのAdmin登録をTomoさん(30%株主として)が登録しておけば大丈夫です。
一般的に届出関係の代行はしています。会計事務所により、登録側ノミニーダイレクター(←名義貸しのみ)と在籍型ノミニーダイレクター(←会計事務所に勤務しているものが名義貸しするパターン)があり、後者の場合は各種届出の代行は行いやすいため、念のために事前確認されるとよいと思います。
また、今週ですが、当社でEP申請していたIT系のビジネスの進出で日本人役員(高卒)のEPが承認されましたので、必ずしも大卒ではなければいけないという事ではないですね。当社側もかなりナーバスになったのは正直なところですが、追加の質問なしで承認されました。当社の見立てとしては、現在シンガポールで不足しているIT系のDirectorとして在住するところなどがポイントになってきたのではと思います。

西田さま
お返事ありがとうございます。
なるほど、実際の運用面のお話とても参考になりました!
EP取得に関しても実際のところを伺えてよかったです。
ありがとうございました!

4/18/2023

西田さま
丁寧にご回答いただきありがとうございます。
とても参考になりました。
おっしゃる通り無理に私自身がダイレクターに入らない方がよさそうですね。
追加での質問をお願いします。
1)
上記2)3)について、
オンラインで完結するビジネスのため少人数で回ってしまう場合当面シンガポール人の雇用をしないままでいけてしまいそうですが、何年も雇用をしないままで事業を運営しているとMOMから指摘を受けたり法人を取り消されたりということはあるのでしょうか?またいずれEPを申請したしてもそれが理由でEPが通らないということもあるでしょうか?
それとも申告納税をきちんと行って法人税をしっかり収めていれば何も言われないものでしょうか?
2)ノミニーダイレクターと非居住ダイレクターと秘書役で新規法人設立した場合、法人銀行口座は作れるものでしょうか?最近は厳しいと聞きますがどんな感じですか?
ノミニーダイレクターは名義だけなので銀行開設などの実務は手伝ってくれないですよね。
銀行口座開設時はやはり知人本人がシンガポールにくる必要がありますね?
3)上記の説明を読むと法人で株主になるのは煩雑そうなので個人で株主に入る方がよさそうですが、私が100%というわけではなく30%または50%程度と考えています。
その場合も私が入ることで何か手続きが便利になることはありますか?
>設立時にSingPassなどが使用できるのでスムーズにいく可能性はありますが
上記でこのような説明がありましたが、100%でなくても何か役に立てそうですか?
4)私の側としては、法人で株主に入った場合と個人で株主に入った場合、どちらにしても配当金は非課税ということで合っていますか?

Tomo様、追加のご質問ありがとうございます。下記インラインにて回答します。
1)
上記2)3)について、
オンラインで完結するビジネスのため少人数で回ってしまう場合当面シンガポール人の雇用をしないままでいけてしまいそうですが、何年も雇用をしないままで事業を運営しているとMOMから指摘を受けたり法人を取り消されたりということはあるのでしょうか?またいずれEPを申請したしてもそれが理由でEPが通らないということもあるでしょうか?
それとも申告納税をきちんと行って法人税をしっかり収めていれば何も言われないものでしょうか?

→直接的なTomo様のEPに対する影響が現時点では軽微と考えます。この新会社からTomo様のEP発行をしているスポンサー会社ではないため、現在Tomo様がEPを取得している法人での雇用は今後重要になってきます。来年の9月よりEP更新もCompass導入が決定しているので、MOMからの影響は導入をみてからです。ご認識の通り、しっかり法人として法人税を支払い運営をしていくことがまず重要です。1点影響としては、売上と資金が通過するだけの現場(従業員やオフィス)のない法人は現在銀行取引(口座開設など)が困難になってきているため、注意する点としては、MOMやIRASではなく新会社法人用の銀行口座開設と維持になると思います。

2)ノミニーダイレクターと非居住ダイレクターと秘書役で新規法人設立した場合、法人銀行口座は作れるものでしょうか?最近は厳しいと聞きますがどんな感じですか?
ノミニーダイレクターは名義だけなので銀行開設などの実務は手伝ってくれないですよね。
銀行口座開設時はやはり知人本人がシンガポールにくる必要がありますね?

→最近は特に「非居住者株主」の法人は、かなり厳しくなってきています。一般的なノミニーダイレクターは銀行口座開設の実務まではなかなか大変です。ここは非居住ダイレクターが会計事務所と協力して進めるべきです。このトピックはよく質問を頂くので、知恵ぶくろ特集「Code: 451-7-c★特集第2回目パート3: 新しい法人の銀行口座開設は難しくなっている!?
2-3. うちでやってる攻略方法」でまとめておきました。是非ご覧ください。https://www.chatwork.com/#!rid298075091-1697458535324995584Link to Message

3)上記の説明を読むと法人で株主になるのは煩雑そうなので個人で株主に入る方がよさそうですが、私が100%というわけではなく30%または50%程度と考えています。
その場合も私が入ることで何か手続きが便利になることはありますか?
>設立時にSingPassなどが使用できるのでスムーズにいく可能性はありますが上記でこのような説明がありましたが、100%でなくても何か役に立てそうですか?

→いえ、Tomo様が100%株主であればSingPass利用は可能になりますが、非居住者株主がいる場合は同じです。但し、法人設立登記時のみなので、上記前述の銀行口座開設時の手続きはスムーズになるものではありません。

4)私の側としては、法人で株主に入った場合と個人で株主に入った場合、どちらにしても配当金は非課税ということで合っていますか?
→はい、個人は非課税です。法人はその主たる事業が投資業などである場合は課税対象になることがあるため、法人の税務申告を担当している会計事務所が適切な回答ができるはずです。

4/17/2023 

セカンドダイレクターについて質問です。
現在株式100%自己所有の法人を運営しており、
自身がDirectorでEPを保持しています。
今回日本在住の知人(シンガポール非居住)がシンガポールで法人を立ち上げるにあたり、
新法人において、個人名義または私の法人名義で株主で入り、私が居住ダイレクターとして知人と私の連名でダイレクター登録をして法人を立ち上げたいと考えております。
その新法人の実質的な代表は知人で私は実務にはタッチしませんが、あくまで私自身はシンガポール居住という立場を生かして、銀行口座の開設手続きや税務関係の手続きなどをサポートできればと思い、アドバイザーやコンサルタントとしての位置づけで考えています。
1)株主で入っていれば現在自社でダイレクターとして登録していても他社でダイレクターに入れるという情報を見かけましたが、古い情報かもしれません。現在のところいかがでしょうか?
2)私自身は自社でEPをとっており、知人は非居住のままのため、EPは取りません。法人としてEP0人でも問題ないのでしょうか?
3)いずれシンガポール人の雇用も検討しなければならないですが、まだ最初は雇用なしで小規模で運営すると思いますが、雇用がなくても大丈夫でしょうか?
4)私がダイレクターに入れば現地での手続きが楽そうだということと、私自身のシンガポールでの実績がすでにあるので法人設立にあたりシンガポールからの多少の信頼が得られるのではないかとの考えですが、効果はありそうですか?
もし手続きが煩雑になるのなら、自身がダイレクターに入ることにこだわらず名義取締役を入れてもいいと考えています。
5)株主で入るのは個人で入るのがいいか、法人で入るのがいいか、どちらがシンプルで手続き上も簡単でしょうか?
6)私ではなく、例えば現在DPでシンガポールにいる者をこちらの会社のダイレクターに据えることは可能でしょうか?
DPなのでこの法人からワークパーミットを出す形になるかと思いますが、まだ新設法人の手続き自体がこれからなのでそれは難しいのでしょうか。
質問が多くすみません。よろしくお願いいたします。

Tomo様、おはようございます。セカンドダイレクターについて、以下文中に回答します。
現在株式100%自己所有の法人を運営しており、自身がDirectorでEPを保持しています。今回日本在住の知人(シンガポール非居住)がシンガポールで法人を立ち上げるにあたり、
新法人において、個人名義または私の法人名義で株主で入り、私が居住ダイレクターとして知人と私の連名でダイレクター登録をして法人を立ち上げたいと考えております。その新法人の実質的な代表は知人で私は実務にはタッチしませんが、あくまで私自身はシンガポール居住という立場を生かして、銀行口座の開設手続きや税務関係の手続きなどをサポートできればと思い、アドバイザーやコンサルタントとしての位置づけで考えています。

1)株主で入っていれば現在自社でダイレクターとして登録していても他社でダイレクターに入れるという情報を見かけましたが、古い情報かもしれません。現在のところいかがでしょうか?
→可能です。Tomo様のEPを発行している法人が株主になる必要があります。(但し、ローカル役員として認められるにはまずMOM
MOMにLOCを申請する必要があります。STEPとしては法人株主として新会社設立(設立時はノミニー役員をいれる)、その後Tomo様が新会社の役員就任する前にMOMにLOCを申請、承認されたら、役員登記の流れです)
2)私自身は自社でEPをとっており、知人は非居住のままのため、EPは取りません。法人としてEP0人でも問題ないのでしょうか?
→EP0人でも問題はありません。基本ローカル役員と会社秘書役が在籍すれば法人としては成り立ちます。
3)いずれシンガポール人の雇用も検討しなければならないですが、まだ最初は雇用なしで小規模で運営すると思いますが、雇用がなくても大丈夫でしょうか?
→スタート時点の雇用は売上次第ということもあり、新会社で外国人雇用がない場合は、シンガポール人雇用もさほどスタート時点は気にすることはないと思います。
4)私がダイレクターに入れば現地での手続きが楽そうだということと、私自身のシンガポールでの実績がすでにあるので法人設立にあたりシンガポールからの多少の信頼が得られるのではないかとの考えですが、効果はありそうですか?もし手続きが煩雑になるのなら、自身がダイレクターに入ることにこだわらず名義取締役を入れてもいいと考えています。
→Tomo様が個人で株主(100%)の場合は、設立時にSingPassなどが使用できるのでスムーズにいく可能性はありますが、今回のように法人株主にしなくてはいけない点を考えると逆効果になる可能性はあります。法人設立時のKYCや銀行提出資料、また法人株主による決算などを考えると二つの会社の事業規模にもよりますが、コスト増になる可能性が高いです。
5)株主で入るのは個人で入るのがいいか、法人で入るのがいいか、どちらがシンプルで手続き上も簡単でしょうか?
→今回のTomo様が新会社のローカル役員になるという目的であれば法人株主が必須です。
6)私ではなく、例えば現在DPでシンガポールにいる者をこちらの会社のダイレクターに据えることは可能でしょうか?
DPなのでこの法人からワークパーミットを出す形になるかと思いますが、まだ新設法人の手続き自体がこれからなのでそれは難しいのでしょうか。
→DPの役員就任は屋号企業(Sole Propriotership)以外は不可です。今回のケースでは対象には入りません。また、新会社のスタッフとしてDPでWP発行となればローカルスタッフ雇用のLevyが発生するので事前にローカルスタッフを雇用してからになりますね。

全体感をまとめると、Tomo様の立場としては現在EPを発行している会社の関連事業以外の「みなしノミニー役員」への着任はおススメしません。折角、既存会社でEPを保有しているので、その保有にネガティブな影響を与える行為はするべきではないです。シンプルに「自身がダイレクターに入ることにこだわらず名義取締役を入れて」の手段で進めるべきですね。

質問が多くすみません。よろしくお願いいたします。
→いえいえ、クリアにするべきことはどんどん質問お願いします!