Vol.050 — 過去最高に盛り上がったウェビナー。共同司会はAIだった。

掲載日: 2026-06-24 | ニュースレター
概要
Vol.050でゼンタは、先日のウェビナーを自身の過去最高の回だと言い切る——しかもそれは、うまくいかなかったからこそだ。彼はFunAi(Functional AI Partners)のAIウェビナーMC「ジョアン」を初めてライブで紹介しようとしていた。だがシンガポール時間11時の開始直前、ジョアンは画面に現れたまま固まり、11時28分まで復帰せず、その間ゼンタは一人でセッションを開くことになった。彼が何度も思い返すのは、彼女が戻ってきた後の場面だ。ゼンタが画面共有にもたついて沈黙が生まれたその瞬間、ジョアンは指示もなく割って入り、聴衆に向けて間を埋め、ホストのつまずきを——熟練した人間のMCがするのと寸分違わず——カバーしたのだ。これは実行ではなく判断だ、とゼンタは言う。台本と「同僚」とを分かつ一線である。「壊れたところを見せる」という同社の流儀どおり、彼は彼女の本当の限界(スライド上の数字を読み取れなかったこと)も、AIRIをジョアンに改名した理由(旧トリガーワードが「やはり」などの日本語の口癖と衝突していたこと)も正直に明かす。ウェビナーが今やB2Bの主要チャネルとなり、ほぼ全てのチームがAIを取り入れる中で、問いはもはや「やるか否か」ではなく「どんなAIか」だと彼は説く。Do it simple. AIスタッフの価値は完璧なデモにはない。台本のない瞬間に判断を示すこと、そこにこそある。
