Vol.045 — あなたの古いシステムは人間のミス用に作られた。AIエージェントはそのミスをしない。

掲載日: 2026-06-16 | ニュースレター
概要
Vol.045でゼンタが読み解くのは、Salesforceが36億ドルでFin——かつてIntercomとして知られたAIカスタマーサービスのエージェント——を買収した一件だ。同じ週にSalesforceは自社で開発してきたAgentforceチームを含めて人員を絞った。だが彼は「ベンダーですら自社のAIを信用していない」という安直な解釈を拒む。彼の角度はこうだ。チームが毎朝ログインするSaaS——MYOB、Xero、Salesforceの入力フォーム——は、たった一つのこと、すなわち人間のミスを防ぐために設計された。必須項目、ドロップダウン、承認ゲート、複式簿記。そのどれもが人間の弱さの周りに築かれた壁だ。AIエージェントは決して手順4を忘れず、調子の悪い朝も持たない。だからそうしたゲートをすり抜けてしまう——その下で、誰も見張っていない全く別のミスを犯しながら。数字や日付、列を読み違え、本当は理解していない操作を完全な自信とともに実行するのだ。今年AIを導入する経営者へのヒントはこうだ——チェックを働き手に合わせよ。エージェントが何を読んだかを検証し、本当に分かっている範囲に囲い込め。ASEANのSMEにとって罠は具体的だ。使い慣れたソフトにエージェントを放り込み、見慣れているからと信用し、新しいチェックを決して作らない。Do it simple. AIワーカーを人間のように監督するのをやめよ——壊れ方が違うのだから、確かめ方も変えなければならない。
