Vol.046 — 「ボットシッター」が何をする人か、知っているか?

掲載日: 2026-06-18 | ニュースレター
概要
Vol.046でゼンタは新しい呼び名に異を唱える。Glean傘下のWork AI Institute——ノートルダム、スタンフォード、バークレーの研究者と共同——が6,000人のオフィスワーカーを調査し、「ボットシッティング(botsitting)」という言葉を作った。AIに本来与えておくべき文脈を渡し、出力を確認し、ミスを後始末する見えない労働のことで、週6.4時間に及ぶ。データは矛盾している。AIは同じ働き手の時間を週11時間ほど節約するが、文脈の供給と後始末がその節約を静かに食い潰す。87%が職場でAIを使い、75%が生産性が上がったと感じるのに、会社の業績が実際に良くなったと答えるのはわずか13%だ。そして最も多くボットシッティングを担う層は、73%も高い確率で転職を考え始める。ゼンタはこの仕事を二つに分ける——機械的な半分は機械に採点させ、エージェントが自己採点できない主観的なストレスの読み取りには人間を残せ。それは子守りではなく判断だ。さらにアジアの「和の税(harmony tax)」——AIを正すのに面子は要らない——という論点を挙げ、この役割に新しい名前を自分たちで付け直せと読者に挑む。Do it simple. 機械の採点は機械に任せ、人間にしか感じ取れない仕事にこそ人を割け。
