Vol.047 — AIネイティブ化・第2週:仕事をマップしたのは私ではない。会計担当者がClaudeとやった。

掲載日: 2026-06-19 | ニュースレター
概要
Vol.047でゼンタは、Functional AI Partnersの公開プロジェクト「Project AI Native」第2週を報告する。シンガポールの会計事務所DCC Corporate Services——日々の運営はディレクターのGettyが担う——を、会計領域を皮切りに12週間で処理能力10倍へ引き上げる試みだ。今週もまた、作ったAIエージェントはゼロだ。代わりに4人のメンバー——データ入力から3人、レビュー・レポートから1人——がClaudeと向き合い、月次決算の詳細なオペレーションマップを作り上げた。各ステップに入力・出力・使用ツール・品質チェックが添えられている。第2週の仕事は「コピー&ペースト」探しで、チームは8つの定型動作を洗い出したが、その一つひとつの中に判断が潜んでいた——FASTの手数料を元の取引に紐づける、正しいGSTコード(TX9・SR9・ZR・N-T)を選ぶ、顧客がUOB・MAS・本社のどの為替レートを使うか見極める。教訓はこうだ。自動化の前に、埋もれた判断を捉えよ。さもなければ機械は自信たっぷりに誤って貼り付ける。ゼンタはWerner Vogelsの「Renaissance Developer(ルネサンス開発者)」を引きつつ、それを逆方向に走らせる——コーダーに会計を教えるのではなく、会計のプロを作り手に変える。Do it simple. コーダーに事業を教えるな——事業のプロに作らせよ。
