Vol.054 — AIネイティブへの道・第4週:1か月目、チームが「なぜやるのか」と問うた。これまで最高のアウトプットだ。

掲載日: 2026-07-03 | ニュースレター
概要
DCC Corporate Servicesの12週間AIネイティブ・プロジェクトは1か月が経過した。第4週はファインチューニングの週——本物の数字が出た。経費精算スキルは会計ソフトMYOBが直接受け入れるファイルを生成できるようになった。作り手はファイルを食わせては失敗を見るという唯一の方法でMYOBの不文律を学び、彼女が組んだ標準フォーマットはチーム全体のインフラになった。実際のサプライヤー請求書での大量テストはツールの上限に突き当たり、チームのClaude契約をアップグレード。例外を教え込んだ後の成功率は約80%——ゼンタはこれを「まだ足りない」と明言する。5枚に1枚は人間の確認が要るということだ。固定資産スキルは分析から行動へ一線を越え、指摘事項の文書化から修正依頼・承認依頼のメール草稿まで一気通貫でこなす。だが今週最も記憶に残る瞬間はファイルの中では起きなかった。チームの責任者が会議で口にした——「なぜこれをやるのか、どこへ向かっているのか」。そして最も経験の浅いメンバーが「怖い」と打ち明けた。ゼンタはこれを対立ではなく、当事者意識の最初の兆しと呼ぶ。答えは借り物の確実性ではなく誠実な曖昧さだ——10倍のキャパシティは約束する。5年後の世界の形は約束しない。Do it simple. 「どこへ向かっているのか」と問うチームは道を外れてはいない——ようやく同じ道を歩き始めたのだ。
